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茶の湯入門

円覚寺 四ツ頭 茶会

 

『四ツ頭茶会』  鎌倉 円覚寺 の古式喫茶法:四ツ頭 
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桜散る晴天の日に、北鎌倉まで出掛けた。熊本の頻発地震、北朝鮮のミサイルと不穏な世情とかけ離れた、静寂な凛とした時間を過した。境内の新緑の杜、池の蛙鳴き声、僧侶の読経 に包また異次元の世界の如くであった。何と言っても壮観なのは、妙齢:40名程(x5組/日)の着物姿! 大奥の廊下を想像する。。
円覚寺 

   円覚寺の古式喫茶法 『四ッ頭』    - 円覚寺から頂いたしおりから -
【一】  方丈の中央に開山佛光国師の尊像を掲げ、御膳を供え、開山様と共に厳粛にお茶を頂戴する儀式を「四ッ頭」と申します。かつてこの行事を一見された考古学者、三上次男博士(京都出身。専攻は東洋史・東洋陶磁器史で著名)は「円覚寺には鎌倉時代の古式礼法が化右の如く残っている」と仰っています。
佛光国師が中国・宋より来朝、この円覚寺を開いてよリ七百三十年。毎年の開山忌に行なわれてきた古式正伝による喫茶法であり、客衆を招く和尚方は、真威儀・袈裟の正装、式中はすべて無音、所定の合図により粛々と儀式をすすめます。円覚寺閉山忌は毎歳十月三日でございます。
Image3_201604191312282d3.jpg【 一】  四ッ頭とは、佛光国師の両脇・入堂ロの両脇の「四人の頭・正客」を中心に儀式を執り行うが故にこの名がございます。頭の坐する位置には最高位のおもてなしの証、「紫の座布団」を。次客は円覚寺伝承の文様を配したそれを敷いてございます。御遠慮は無用にございます。
【一】  先ず二人組の紫衣を纏う座奉行
(ざぶぎょう)和尚が中央前に進み、人ロに向い客衆を呼び招き入れます。客衆これに応じ順次人堂して、各自の席前(席札の番号と色を確認して下さい)に立ちます。最後に侍真(じしん)和尚が人いります。侍真とは開山国師に仕える僧で、この茶会の亭主役を勤めます。
【一】  侍真和尚が中央前にて大きく合掌一礼を致します。客衆はこれに答え返礼の合掌一礼をします。
次に侍真がお香を献じます。これは開山国師に「これより御相伴に与ります」と云う挨拶であり、客衆もこれに併せ一礼し、着座します。
【一】  これより四人の給仕憎「供給
(くきゅう)」が茶菓を配Lます。頭には直行、他は廻行し、茶菓を配る際には胡跪(こき)と云う片膝婆にて給仕をします。
一】  「次いで座奉行和尚が浄瓶
(じんびん)と茶筅を供給に預けます。
熱湯を注がれたそれはかなり熱く、また重たいのです。供給僧は何食わぬ態ですが・・・
【一】  この天目茶碗には予め抹茶をはいてございます。頭より順に茶を点てるのですから時間を要します。円覚寺の古僧はその点も抜かりなく「至極薄目で素早く点てよ」と備忘してございます。点て方は文字のとおり立礼
(りゅうれい)です。かなりカを込めます。天目台と茶椀はしっかり支えて下さい!
頃合いを観て侍真和尚が合掌一礼を致します。客衆も同じく合掌し一礼を以ってお茶を頂戴します。臨済の禅寺は動作の俊にして敏なる事を常に求めます。これは恐縮乍ら客衆にも同様に求めます。何卒宜しき御高配並び御進退を御願い申し上げます。
  
       
臨済宗建長寺派 大本山 建長寺  HomePage から
       建仁寺開山忌 四ツ頭茶会  Blog 記事を拝借
       京都の無形民族文化財としての建仁寺四頭茶礼:福持昌之 から
   

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