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日本近現代史を再読

日本近現代史06【近代化の取組み】

  『近代化にむけた取組み』    ― 民主国家の始まり ―
 1874-1931.gif◆明治初期の改革:                                                          < 維新からの諸改革  出来事 >
   明治維新は、鎌倉幕府以来700年続いた武家政治の終焉であった。大政奉還後も権力を保持できると期待していた慶喜の思惑もはずれ、旧幕府群(上野の彰義隊、会津藩、五稜郭)の戦いも完敗し、1年半で内戦は終了した。明治政府は新たな施策(版籍奉還と廃藩置県、徴兵令、地租改正、など)により、中央政府の礎をつくった。
◆征韓論争:排日的で鎖国状態にあった朝鮮に、出兵を主張した強硬派(西郷隆盛、板垣退助など)は、海外視察中の内政重視する、岩倉・木戸・大久保らと対立した。結果、西郷・板垣・江藤新平・後藤象二郎は、新政府を去ることになった。
◆自由民権運動:武力反乱が終息したあと、言論により政府と戦う集団(政党)が生まれた。板垣:自由党、大隈重信:立憲改進党は、政府に憲法制定と国会開設を約束させ、立憲政治体制の基本が整った。
◆明治憲法:君主権の強いドイツ憲法を基本に『大日本帝国憲法』ができた。国家元首(天皇)の権限が集中し過ぎて、外見的立憲制とも呼ばれ、第2次大戦後に廃止される。
◆国会の誕生:衆議院と貴族院からなり、国民選挙で議員選出した。但し選挙権は、国民総数の1.24%でしかない。大正末期にやっと20%、、現状の選挙権制度は戦後になる。
◆不平等条約の改定:第2次伊藤内閣の外相:陸奥宗光は、鹿鳴館の華やかな外交を通じ妥協を繰り返し、対外強硬派からは軟弱姿勢を攻撃されながらも、念願の「不平等条約」の改定を成功させた。
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*Edit   
  • 日本近現代史05【欧米使節団の派遣】
  • 日本近現代史07【日清戦争】